東信 [Botanical Sculpture “Polypore”]
東信さんというですね、ざっくりいうと花屋さんの方がいらっしゃるのですが、
これがまぁすごい。ある時は華麗に極彩色の花束を活けたり、
はたまた盆栽を空に飛ばしてラピュタのラストシーンのようにしてしまったり、
部屋全体をスクリーンにしたオブジェにしてしまったり…。
お花屋さんと言っても色んな方がいるのですね…。明日(2/7)まで東京で個展をやっているそうなので、ちょっと足を伸ばして伺ってみようと思います。
Azuma Makoto Exhibition [Botanical Sculpture “Polypore”]
Date: February 5-7, 2016
Gallery hours: 11:00-18:00
Place: AMFC (Azuma Makoto Flower Center)
1F/ 2-11-6, Motoazabu, Minato-ku, Tokyo
花金と酔い
今週もお疲れさま、ということで今日は日本酒片手に書いております。
こちらのお酒、ワイン酵母を使っていて、日本酒と白ワインの中間のようなお酒で嫌らしくない酸味と甘みがマッチしていてとてもおいしい。食後に干し柿なんかと一緒に飲むといいかもしれませんね。
作っているのは新潟の鶴亀さん。酒蔵も立派な構えで、伺ってみたい…。
http://www.echigotsurukame.com
通常出している日本酒もとても良いお味でして、かの有名なぽんしゅ館で人気一位を獲得しているのだとか。
ぽんしゅ館は新潟のお酒を御猪口5杯が500円で楽しめる酒飲みにとっては天国のようなところでして、新潟に行かれた際は是非尋ねてみるといいかもしれません。
最近は日本酒ブームで手軽に色々な銘柄のお酒を飲めるようになって、本当にいい時代になったものです。久々に美味しいアテと日本酒を求めて、ふらっとどこかに行きたいものです。
それでは、良い週末を。
#私を構成する9枚
流行につられて、やってみました #私を構成する9枚
似たような趣味の方がいたらオススメ教えて下さいね。
バレンタインに美術館
今週のお題「バレンタインデー」
DIC川村記念美術館が2/14にDICの創業記念日を迎えるという事で無料で開放されるらしい。
この美術館はDICが所有する美術品を飾る為に建てられ、常設展を最初に見て、それから企画展を観るという構成になっているところが面白い。常設のコレクションを如何に魅せるかという事に力点を置いているので、存在感のあるレンブラントの肖像画は薄暗い小部屋に一つだけ飾ったり、彫刻作品は自然光を取り入れた部屋に飾ったりと、作品にとってはこんなに大事にされて、いいコレクターの手に渡ったものだと思う。
中でも私はマークロスコのシーグラム壁画のある部屋がお気に入りで、何重にも塗られた色の層をソファーに座ってぼんやりと眺めるのがここに来る時のお決まりとなっている。
( http://daiburogu.blog89.fc2.com/blog-entry-265.html より引用)
この作品はニューヨークのSeagram Buildingに入ったThe Four Seasons Restaurantの為に製作されたのだが、ロスコがレストランの内装がこの作品に相応しくないとして収蔵を拒否し、結果的に3つの美術館に分割して所蔵されている。渡り渡ってこうして日本で観られて嬉しい。
私としてはCy Twombly(4/23-8/28)やレオナール藤田(9/17-1/15)の展示に合わせて再び訪れたいところだが、初めての方にとっては入場無料のバレンタインに合わせていってみるのもいいかもしれない。立地は千葉の繁華街からは離れたところにあるが、佐倉や京成佐倉駅から無料バスが、東京駅から有料バスが出ているのでそちらを利用して、是非どうぞ。
庭もなかなか立派で、四季折々の自然を散策するのも楽しい。デートにはオススメかもしれない。
Cy Twombly
レオナール藤田
ワイルドカードの使い時
『昨夜のカレー、明日のパン』を読みまして。
話の中で初めて出会った人に名刺を3枚渡して、『何かあったらここに連絡をしてこい』と告げるシーンがあるのですが、それを見て以前付き合っていた人から誕生日に『忙しくて生活がままならない時に言えばすぐに駆けつける券』を貰った事を思い出した。当時はお互い浮かれていて、受け取ったらすぐに大事にしまい込んだ。結局それは別れ話の為に呼び出そうと使おうとしたのだが、結局ゴミ箱に入れてその人とは関係を終えてしまった。
その出来事をぼんやり反芻し、切り札、というものはあるだけで心強くて、私は結局使わないなと思いながらはっとした。もし、自分の身に中程度の危機が迫った時にその券を使っていれば、二人の仲は深まっただろうし、もう一枚新しい券を貰えたかも知れないな、と。
頼ってくれて構わない、と相手が手を差し伸べたとき、その人は誰かから信頼される事に餓えているのかも知れない。そうせずに、迷惑が掛かってしまうからと手を取らないでいると、自分は信頼すべき人間に値しないのかもしれないと、不安や寂しさを与えてしまっていたのかもしれない。
出すべき時に出さなかったワイルドカードは、気がつけば死神が書かれたカードに変わっていて、縁を切る鎌を研いでいたのかもしれないと今になってから思う。勿論関係を終えた直接の原因ではないのだが、そういうものが積もりに積もっていったのだろう。今度そういうものを貰ったら積極的に使って行きたい。
渡辺ペコの作品はどれも面白いのでそちらも是非。
『昨夜のカレー、明日のパン』原作
アラサーから始める色恋
愛とはなんだ、という話を正月にした。
帰省して古い友人にあったのだが、『愛が何か分からない。』などと相談を受けた。とはいえこちらも分からない。アラサー二人が中学生のような悩みをうんうんと考えていた。相手はとても優秀でお酒が入れば気のきいた冗談も連発するし、楽器も演奏出来るスマートな男性だ。
彼は長い事好いた女性がいて、彼女の事を思いつつもなんの行動も起こせないまま時が過ぎ、気がつけば結婚適齢期に差し掛かってしまった。そのため、こと恋愛となると勝手が分からないようで去年初めて付き合った女性と早々に別れてしまったらしい。お付き合いした女性は初めから彼の事がそこまで好きではなかったそうで、付き合う中でも愛情を育む事が出来なかったようだ。
そんな出来事があっても彼の立ち直りは早く、次の色恋に早くも足を向けているらしい。最近は出会い系を利用して女性とコンタクトを取っており、テンプレートの自己紹介に加えて相手に興味を示している事を伝えるカスタマイズされた文面を候補の何名かに送り、色よい返事が返ってきた女性達と出かけているそう。
今は色々なタイプの女性と話して自分にどのような女性が合うのか、どうやって女性とコミュニケーションをとるのか、デートはどこへ行けばいいのか、何を着ていけばいいかを学んでいるらしい。
私くらいの年代にもなると結婚する友人が増えていく中で、こうした色恋に関する経験が少ない、というのはやはりコンプレックスらしい。しかしながら、そうした状況にもめげずに、素直に一つ一つ学んでいこうとする彼の姿勢に胸を打たれてしまう。誰でも初めはビギナーで、少しずつ積み上げていくしかない。それが分かっていて、前に進もうとする人はやはり魅力的だ。
彼は、複数の女性と並行して交流をしている現状に若干の後ろめたさを感じているようだ。その心を保ったまま、新しい相手が無事できた後には他の相手との関係を進めず“良いお友達”として交流してくれたら、と願っている。
暗闇の色
最近科学未来館に行ってきましてついに見て参りましたmegastar。rei harakamiの音楽が流れる中、谷川俊太郎の詩をclammbonの原田郁子が朗読するとても豪華な時間でした。プラネタリウムと言えば恐らく小学生以来だったのですがあの頃見た星座をなぞるだけのものと違って、平面なのに立体感がありゾクゾクしてしまいました。大平さんがこの分野で革命をもたらして下さったお蔭ですね。
暗闇、倒した背もたれ、心地よい音楽のお蔭で途中何度も寝息をたててしまったのでちょっともったいない事をしましたが、それでも十二分に楽しめました。rei harakamiの音楽を使ったプログラムは今月25日までの限定上映ですので、気になる方は忘れずにどうぞ。
本日12/10はハラカミレイの誕生日です。数々の名曲を産み出し、矢野顕子にその才能を『世界遺産』と言わしめた程の偉大な作曲家でした。
生きているうちにライブを見たかったものです。