年初めの嬉しい悩み
毎年一月になると必ず買うようにしている美術館のチケットがある。
東京駅周辺美術館共通券
東京駅の近くにある美術館の共通券で、出光美術館、三井記念美術館、三菱一号館美術館、東京ステーションギャラリー、ブリヂストン美術館の計5館を一月から十二月の間各館一階ずつ好きな時に訪れる事が出来るものだ。今年はブリヂストン美術館が休館しているがそれでもこれら4館を回れて2500円というのはなかなかお得。
毎回一月の半ば頃には売り切れてしまうので、今年もはらはらしながらなんとか東京ステーションギャラリーで手に入れる事が出来た。
チケットは冊子になっていて、ページをめくりながら今年はどの展示に行こうか悩むのが年初めの楽しみになっている、今年は何を観ようか。
まずは出光美術館。今年開館50周年を迎えるにあたって10年ぶりに国宝である伴大納言絵巻を3会期に分けて各一巻ずつ展示するそう。
これだけも見応え十分だが流石は50周年、他にも陶磁の展示や、周年記念のロゴにも使われている江戸時代の禅僧、仙厓の特別展など、どれも目移りしてしまう企画が目白押しだ。
三井記念美術館はアールヌーボーかそれとも魯山人か、ああでも伝統芸能展も捨て難い。
三菱一号館美術館はPARISオートクチュールが絶対いいに決まっている。シャネル、クリスチャン・ディオール、バレンシアガ、ジヴァンシィ、イヴ・サンローラン、ジャン=ポール・ゴルチエ、クリスチャン・ラクロワ、アライアのオートクチュールが一同に会するなんて…本当に待ち遠しい。
PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服 |三菱一号館美術館(東京・丸の内)
東京ステーションギャラリーは丁度終わってしまったリトグラフ工房idemが面白そうだったのだけれど、それ以外となるとモランディか現代美術展だろうか。
映画好きな方は年末の高倉健の追悼展もいいかもしれない。
http://mainichi.jp/articles/20151110/ddm/010/200/010000c
三菱一号館以外はまだどの展示にするか迷っているので、しばらく悩む日が続きそうだ。
*本文中の画像は全て上記ホームページより転載